COMポートを、ラップトップまたはPCに追加するには？

ポートがないPC、または特定の目的のために追加のポートがご必要なPCにRS232を接続する方法をお探しの場合、6つの方法でそれを実現できます。

1. ソフトウェアアプリケーションを使用してCOMポートをシミュレート
2. USBをCOMポートに変換/a>
3. Ethernet（イーサネット）をCOMに変換
4. WiFi経由でCOMポートを追加
5. PCI、PCIe、ISAバス経由でCOMポートを追加
6. RS-232、RS-422、RS-485の変換または分岐

1. ソフトウェアアプリケーションを使用してCOMポートをシミュレート

コンピューターにCOMポートを追加する最も効果的かつ効率的な方法は、特別なソフトウェアを使用することです。仮想シリアルポートの作成はより柔軟なソリューションで、追加のハードウェアやケーブル配線のご必要がなくなります。

Electronic TeamのVirtual Serial Port Driver (VSPD)（仮想シリアルポートドライバ：VSPD）は、WindowsコンピューターにCOMインターフェースを追加する方法を知るご必要がある場合に最適です。これは、Windows 10および11だけでなく、以前のバージョンのOSにも完全に対応いたします。

シリアルポートを、ラップトップまたはPCに追加する方法

1. Virtual Serial Port Driver（仮想シリアルポートドライバ）を公式サイトからダウンロードするには、こちらをクリックしてください。次に、ドライバをお使いのコンピューターにインストールします。
2. 本ソフトウェアを実行し、「ペアリング（Pair）」タブに移動する。
3. 「新しいペアを追加（Add a new pair）」オプションを見つけてクリックする必要があります。ドロップダウンメニューから、新しい仮想COMポートの名前を選択します。あるいは、お好みのカスタム名を手動で入力して名前を割り当てることもできます。
4. 「作成（Create）」ボタンを見つけてクリックする。これで、お使いのコンピューターのデバイスマネージャーに、新しく作成された2つのシリアルポートが表示されます。

VSPDをダウンロードしていただくと、無制限の数のCOMポートを追加できます

Standardバージョンの優れた機能の一部を以下にご紹介いたします。

• 無制限の数の仮想シリアルポートペアを作成可能
• 物理COMポートの設定を完全にエミュレート
• 仮想ポートを介した高速データ転送
• 仮想ヌルモデム方式
• 再起動時に仮想ポートを自動的に再作成
• Windowsカーネルドライバテクノロジ対応

Proバージョンはさらに、次のような拡張機能を備えております。

• 物理または仮想シリアルポートの分割と結合
• 各ポートに個別の読み取りおよび書き込み権限を設定
• 物理シリアルインターフェースを複数のアプリケーションで同時に共有

VSPDは、お使いのWindowsコンピューターにシリアルポートを追加する際の問題に対する、信頼性が高く便利なソリューションです。追加の機器も必要なく、お使いのシステムの別のハードウェアインターフェースを使用するご必要もありません。

2. USBをCOMポートに変換

お使いのシステムに空きUSBポートがある場合は、それを使用して、USB信号とシリアル信号間の変換を行うことができます。

USB-シリアルアダプタは、一方の端にUSBコネクタがあり、もう一方の端に少なくとも1つ、場合によっては複数のシリアルコネクタがある小型の機器です。

Belkin USB-COMポートコンバーター

USB-シリアルアダプタを起動するには、次の3つの簡単な手順があります。

1. 特定のコンバーターのドライバをダウンロードしてインストールする。
2. コンバーターをコンピューターのUSBポートに接続する。
3. シリアルデバイスをコンバーターに接続する。

デバイスに物理COMポートがない場合でも、ラップトップのシリアルポートを操作できるようになりました。この方法では、お使いのコンピューターまたはラップトップに空きUSBポートが必要です。

3. Ethernet（イーサネット）をCOMに変換

デバイスサーバーとも呼ばれる、Ethernet-COMコンバーターを入手できます。これは、シリアル信号を変換できます。信号はネットワーク経由で送信され、お使いのコンピューターは仮想COMポートを介してデバイスと通信します。

Ethernet-シリアルデバイスサーバー（4RS-232/422/485付き）

EthernetポートをCOMポートに変換するには？

Ethernet-COMコンバーターを使用するには、次の手順が必要です。

1. シリアルデバイスをデバイスサーバーに接続する。
2. デバイスサーバーをEthernetに接続する。
3. コンピューターを使用して、Ethernet経由でシリアルデバイスと通信する。

4. WiFi経由でCOMポートを追加

お使いのコンピューターのWiFi機能を利用することは、お使いのシステムにCOMポートを追加するもう1つの方法です。コンセプトはEthernetコンバーターに似ていますが、あなたのワイヤレスネットワークを使用する点が異なります。シリアルWiFiアダプタを使用すると、RS232をPCに接続して、ワイヤレスネットワークまたはアクセスポイントを保護したり、開けます。

シリアル-WiFiアダプタ-RS232

実装は次の手順で行います。

1. シリアルデバイスをワイヤレスデバイスサーバーに接続する。
2. WiFiネットワーク上で信号をブロードキャストする。
3. コンピューターを使用してWiFiネットワーク上のシリアルデバイスにアクセスする。

5. PCI、PCIe、ISAバス経由でCOMポートを追加

ISA、PCI、またはPCIeバスを使用して、ラップトップにRS232を追加する方法を理解したい場合は、ぜひ読み続けてください。

お使いのコンピューターに拡張スロットがある場合、それらを使用してお使いのマシンにシリアルポートを設けられます。マルチポートシリアルカードは、ISAまたはPCIバス上のPCのスロットに取り付けます。

複数のCOMポートを備えた、さまざまなシリアル拡張シリアルボードを利用できます。それらは任意のシリアル通信プロトコルに対応し、お使いのコンピューターに機能を追加できます。一方で、カードの外側部分にあるシリアルポートコネクタ用の空きスペースが不足するという問題が、頻繁に発生することがあります。この問題を解決するには、両端にコネクタが付いたケーブルが必要です。

4 Port RS232 PCI Express Serial Card w/ Breakout Cable

入手されたカードが、ご使用予定の拡張スロットのタイプに対応したものであることを必ずご確認ください。

これを使用するには、次の手順に従います。

1. コンピューター上の空き拡張スロットを見つける。
2. スロットを開く。
3. カードがコンピューターに正しく接続されていることを確認して、カードを挿入する。
4. 必要に応じてカードのドライバをインストールする。
5. シリアルデバイスを新しく取得したCOMポートに接続する。

上記のご説明で、RS232をPCに接続する方法をご理解いただけたはずです。その方法はたくさんあります。また、それらの多くは、追加のハードウェアとケーブルを使用する必要があります。さらに、コンバーターにデバイスを入れたり外したりするご必要もあるかもしれません。

より洗練されたソリューションは、当社のVirtual Serial Port Driver（仮想シリアルポートドライバ）をご使用いただくことです。 それにより、ご必要な数の仮想シリアルポートを作成できるようになります。これは、多用途のシリアル通信アプリケーションで、あらゆるコンピューターがシリアルデバイスと対話できるようになるソリューションですので、ぜひご利用ください。